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暗記は必要です。 [思い]

こんにちは。








ヒーローズおかやまです。






今日は日頃、勉強させていただいているブログからの引用です。
明日は23日は祝日休校。
休校のせいか、普段溜まりに溜まっているメールに時間を割いてしまったからです。

歴史教科書、龍馬が消える? 高校の用語半減案
(日経新聞11月18日)


高校の日本史、世界史で学ぶ用語を現在の半分弱の1600語程度に減らすべ
きだとする提言案を高校、大学の教員団体がまとめた。暗記項目を絞り、社
会の成り立ちを流れで学ぶ歴史教育を重視する。歴史上の人物では坂本龍馬
や上杉謙信らも削減対象とされており、教科書会社などの対応が注目される。
用語案をまとめたのは高校、大学で歴史教育に携わる教員らでつくる高大
連携歴史教育研究会(高大研)。日本史B、世界史Bの主な教科書には3400
~3800語が掲載されている。10年前から1割増、1950年代の3倍弱に増えた。
大学入試で教科書に載っていない細かい知識を問う問題が出ると、その用
語が教科書に追加されることが繰り返され、用語数は増え続けてきた。
一方、週3コマの高校の授業で教えられる用語数は年2000語程度という。
高大研会長の油井大三郎・東大名誉教授は「用語が多すぎて、授業でとても
教えきれない。暗記を嫌う生徒にも歴史科目が敬遠される」と指摘する。
高大研は「教科書本文に必ず載せ、入試でも知識として問える用語」を目
安に、約1年かけて用語を精選。特に人名や文化に関する用語は、知名度が
高くても歴史上の役割を考慮して大幅に減らした。「上杉謙信」「坂本龍馬」
「ガリレオ・ガリレイ」「マリー・アントワネット」などは外れた。
一方、歴史の流れの理解に必要として「共同体」「官僚制」など社会制度
上の概念を示す用語や、「気候変動」「グローバル化」など現代社会の課題
につながる用語を追加した。
高大研の桃木至朗・大阪大教授は「今回外れた用語を含め、教科書や入試
で図表や資料として多様な用語を扱うのは構わない」と説明。研究会は関係
者へのアンケートを実施し、年度内に最終案をまとめる。
文部科学省の中央教育審議会は2016年12月の答申で、歴史や生物の教科書
について「用語が膨大」として、「重要用語を中心に整理し、考察・構想さ
せる教材にすべきだ」と指摘した。同省は今回の用語案を「国として掲載す
る用語は指定できないが、思考力や表現力を重視する国の方向性と同じ」
(教育課程課)と評価する。
油井氏は「歴史=暗記という固定観念を脱し、考える楽しさを伝える教育
に変える必要がある。用語案は、教科書作成や入試作問の参考にしてもらい
たい」としている。






確かに、社会=暗記という確立された固定観念があります。
保護者の方もほぼ100%、そうおっしゃいますね。



しかし、これは今までの学力での話です。
今までの学力とは、知識と技術です。


これからの学力はそれに思考力・判断力・表現力が加わります。
さすがにこの3つの学力は暗記だけでは対応できません。



そもそも、暗記は学力の土台となる大切なもの。
算数の九九や英語のアルファベットを覚えるように全ての学力の源です。



ある小5の中学受検の生徒さん。
先週、11×11〜20×20までの暗記を宿題としました。



暗記は思考力の基礎となるもの。
江戸時代の知識人はみんな「論語」を素読した、という。



暗記=悪のような風潮はいかがなものか?と思います。
今日も成長ある1日でありますように。




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